今だから語れる『出来ちゃった結婚』 |
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一発くらい殴られるだろう |
【前回あらすじ】 ついに親への報告をした私。 親父からは「馬鹿たれ」と一喝されるも 結婚の意志を伝え承諾してもらう。 次はいよいよ相手の両親との面会。 一発殴られることを覚悟しつつ、スーツを装備する私であった・・・。 【一発くらい殴られるだろう】 いよいよ、彼女(愛妻)の両親に面会する時間が近づいた。 彼女の両親は二人とも厳しいようだ。 特に父親はかなりのものらしい。 これは娘を持つ父親には例外がないようだ。 会いに行く時間に合わせてスーツを着る。 こういう挨拶のときは、やはりスーツだろう。大事な報告だから。 そして手を付いてすいませんでした!! と土下座をする。 何も語らない彼女の父親の手は怒りに震え、 「君はどういうことをしたのか分かっているのかね?」 と、ことさら落ち着いた口調で語る。 何も言えない。 そして次の瞬間っ!! 「バシッ!!」 スクリューを効かせた拳がうなりを挙げて・・・。 いかんいかん、妄想が入ってしまった。 そして面会時間が近づく。 最初にどんな言葉を発したらいいのか。 こんにちは?ようこそ○取へ? ちゅうか初めて会うじゃん!! 初めてで出来ちゃった報告って!!←”拳”確定 じゃあ、はじめましてか。と妙に落ち着いて考えながら、 彼女の自宅へ向かう。 扉を開ける手に力が入る。 覚悟を決めて開けると涙で頬をぬらした彼女が迎えてくれた。 かなり重苦しい空気が垂れ込めた部屋に入ると、 腕組みをした父親とホテルの予約を取ってる母親がいた。 ホテルの予約って!!と軽いツッコミを入れる余裕などもちろんない。 どうしていいのか分からず、立ち尽くしていると 父親が座るように促した。 とりあえず、正座し、 「すいませんでした!」 と土下座した。 来るよ、コークスクリュー!デンプシーか!? 腹に力を入れる。 と思っていたが殴られなかった。 その後は・・・。 覚えていない・・・。 必死でした・・・。エラ呼吸も出来ない・・・。 覚えていることは 「自分が全力で彼女を幸せにすること」 「就職してからどんなに遠くても遠距離通勤する」 ということを半泣きで話したなあ。 すいません^^;あまりタメになっていません。 そして、その後は彼女の両親と私の両親の面会が行われた。 つづく・・・ |
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